A型肝炎ワクチン
(渡航者向け)
A型肝炎は汚染された水や食事を介して感染し、発熱・黄疸・嘔吐・倦怠感を引き起こす急性肝炎です。
衛生環境の整っていない地域ではリスクが高く、ワクチンでの事前予防が推奨されます。
接種スケジュール
3回接種:0日 → 2週間後 → 24週間後(約6か月後) |
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3回完了で約10年間の長期免疫を獲得 |
短期滞在の場合:0日・2週間後の2回でも一時的な免疫が期待できます |
推奨開始時期:出発の6週間前までに1回目を接種 |
対象となる方
東南アジア・南アジア・中南米・アフリカなど衛生環境が不十分な地域へ渡航 |
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現地ローカル料理・屋台食を楽しむ予定 |
長期滞在・留学・赴任・バックパッカー旅行 |
1歳以上(国内承認ワクチン適応) |
費用
接種料金:7,000円(税込)/回 × 3回 (合計 21,000円)
※渡航ワクチンは自費診療のため、公費助成はありません。
副反応について
接種部位の赤み・腫れ:1〜3日で軽快 |
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軽度の発熱・倦怠感:翌日までに改善がほとんど |
重い副反応は極めて稀:院内で30分待機にご協力ください |
よくある質問
Q. 出発まで1か月ですが2回だけでも効果はありますか?
A. 0日・2週の2回でも短期免疫が得られます。帰国後または現地で3回目を追加すれば長期免疫が得られます。
Q. 1歳未満の子どもは接種できますか?
A. 国内ワクチンの適応は1歳以上です。1歳未満の場合は衛生対策を徹底し、周囲の大人が接種してリスクを下げましょう。
Q. 3回目が遅れたら打ち直しですか?
A. 打ち直し不要です。1回目から24週以上空いても3回目を接種すれば長期免疫が得られます。
アイキッズクリニックからのメッセージ
食文化を安心して楽しむために、A型肝炎ワクチンはとても大切です。
ご家族の年齢や日程に合わせたスケジュールをご提案しますので、お気軽にご相談ください。
【この記事の監修・執筆】
アイキッズクリニック
院長 会津 研二(小児科専門医)
海外渡航・留学前のワクチン相談を多数経験しています。
安心してお問い合わせください。