腸チフスワクチン
(渡航者向け)
腸チフスはサルモネラ・チフイ菌に汚染された水や食べ物を介して感染し、高熱・腹痛・下痢/便秘を繰り返す重い腸管感染症です。
特に、南アジア(インド・パキスタン・バングラデシュなど)や東南アジア・アフリカ・中南米へ長期滞在/バックパック渡航を予定される方に接種が推奨されます。
接種スケジュール
接種回数:1回(筋肉注射) |
---|
効果持続:3年⇒ 3年以上空く場合は追加接種でブースター |
推奨時期:出発2週間前までに完了 |
対象となる方
南アジア・東南アジア・アフリカ・中南米へ赴任・留学・旅行される方 |
---|
ローカルフードや屋台食、農村部滞在が多いプランの方 |
2歳以上(日本で流通する不活化ワクチンの適応) |
費用
接種料金:税込 8,000円
※渡航ワクチンは自費診療のため、公費助成はありません。
副反応について
接種部位の赤み・腫れ:1〜3日で軽快 |
---|
まれに発熱・倦怠感:翌日には改善することが大半 |
よくある質問
Q. 1か月後の出発でも間に合いますか?
A. 1回接種なので出発2週間前までに受ければ効果が期待できます。早めにご予約ください。
Q. 小学生でも接種できますか?
A. はい、2歳以上であれば接種可能です。家族旅行の場合は全員接種をおすすめします。
Q. 海外で追加接種する必要は?
A. 効果は3年間持続します。3年以上間隔が空く場合のみブースターをご検討ください。
アイキッズクリニックからのメッセージ
腸チフスは“食と水” の環境が変わる地域で高リスクです。
ワクチンと衛生管理の両方でリスクを減らし、安心して海外生活を送りましょう。
【この記事の監修・執筆】
アイキッズクリニック
院長 会津 研二(小児科専門医)
海外渡航・留学前のワクチン相談を多数経験しています。
安心してお問い合わせください。