このようなことはありませんか?
・頭痛や腹痛など、身体の様々な痛みがあるのに、
病院に行っても原因が分からない
・何度も繰り返し頭痛や腹痛、吐き気が起こる
・声が出しにくく、喉に何かが詰まっているような感じがある
・重い病気になるのではないかと過剰に不安になってしまう
・ストレスの原因に思い当たることがない
もしかしたら身体の痛みはこころの痛み、疲れかもしれません。
1.身体症状症とは
様々な身体の痛みが1つ以上あり、そのことによって辛さを感じていたり、
学校に行けないことや、日常生活を過ごすのに支障のある状態のことを言います。
また、身体の状態について不安が大きくなってしまい「○○になったらどうしよう」と考えすぎてしまったり、
気持ちが不安定になります。
うつ状態や、他の病気とも関連して、より不安が大きくなることもあります。
2.背景
病気の背景としては、はっきりとした原因はわかっていませんが、
環境の変化や身体やこころの疲れ、ストレスなどがあると言われています。
特に子どもの場合、自分の気持ちを上手く言葉にできなかったり、何がストレスになっているのか自覚が出来ないこともあります。言葉で「辛い」という代わりに、身体が「辛い」と症状を出していると思われます。
痛みや苦しさは、本当に起きているものであり、嘘や演技などではないことに周囲の理解が必要です。
3.治療
他の身体の病気ではないことが前提となります。まずは身体の病気ではないことを確かめることが必要です。
そのうえで、病気の原因が医学的に説明がつかない場合に、身体症状症と診断されます。
治療としては、医師による投薬や臨床心理士による心理検査、カウンセリングなどがあります。
当院では、心理相談室「ここなび」の「対面:心理士初診」にて臨床心理士がお話をお伺いした後、医師による診察を行います。
医師の診察では、身体の不調が、病気かどうかも判断しながら投薬や治療をすすめていきます。その際に、どのようなことがストレスに感じていそうか、ということを探っていくのに心理検査も行うことがあります。
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