赤あざ
赤あざとは
赤あざは、生まれつきある場合がほとんどですが、生後しばらくしてから発症することもあります。
表面が平らなタイプや隆起しているものなど、症状も様々です。
代表的なものとしては、「いちご状血管腫(乳児血管腫)」、「単純性血管腫(毛細血管奇形)」、「サーモンパッチ」、「毛細血管拡張症」などがあります。
いちご状血管腫(乳児血管腫)
いちごのように、赤くぶつぶつした膨らみがあり、全身どこにでも発生しますが、特に顔にできることが多いです。
通常、生後すぐに発生し、生後6〜8ヶ月まで徐々に大きくなります。
形状は、隆起が5mm以下の「扁平型(局面型)」、こぶのように隆起して増殖する「腫瘤型」、皮膚内で大きく増殖する「皮下型」の3種類に分けられます。
単純性血管腫
真皮の毛細血管の局所異常によってできる血管奇形の赤あざで、「ポートワイン血管腫」とよばれています。
明るいピンク色〜濃い紫色まで色調は様々で、隆起がなく境界線が不明瞭です。
真皮の浅いところにある「浅在性」、深いところにある「深在性」、広がっている「びまん型」の3つに分けられます。
男性より女性に多く見られ、顔、頚部、四肢に発生します。
基本的に生まれた時から発生し、自然治癒はしません。
サーモンパッチ
乳児のおでこの真ん中にできるあざです。
自然に治癒することが多いですが、稀に成人になっても残っていることがあります。
保険適応でレーザー治療が可能です。
毛細血管拡張症
年齢を重ねると皮膚の毛細血管が弱くなり、あざとして見えるようになることがあります。
お子様にも見られることがあります。
保険診療でレーザー治療が可能です。