じんましん
皮膚が部分的に蚊に刺されたように赤く盛り上がり、
かゆみを伴う場合にじんましんを疑います。
当院では、抗ヒスタミン薬の飲み薬を中心とした治療をおこなっております。
原因
原因を特定できるじんましんは1〜3割ほどで、多くの場合、原因ははっきりしません。
お子さんの場合は、何らかのウイルス感染が原因であることが多いため、じんましんのお子さんが同時期に多数見られることがあります。
溶連菌感染症の一症状としてじんましん様の発疹が出ることもあります。
特定の食物を食べて2−3時間以内に運動をしたときだけに出るじんましん(食物依存性運動誘発アナフィラキシー)もあります。
症状
蚊に刺されたような、赤みをもった膨らみが出ます。
大きさはさまざまで、広範囲に広がることもあります。
24時間以内に消えてしまうことが多いですが、1週間くらい何度か再発することがあります。
1ヶ月間以上何度も再発する場合は慢性じんましんと診断されます。
検査
指先の採血で感染症の有無を確認します。
症状と流況状況により溶連菌感染症の検査もおこないます。
アレルギー検査でじんましんの原因を特定できることは稀です。
治療法
抗ヒスタミン薬の飲み薬が有効です。
慢性蕁麻疹の方は、薬が毎日必要になることもあります。