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発達障害

発達障害でないお子さんでは、家庭や集団生活での人との関わりの中で、
言葉や生活技能を苦労なく身につけることができます。
 
一方、発達障害のあるお子さんでは、家庭や集団生活での人との関わりの中で、言葉や生活技能を簡単には身につけることができません。
そのため、親は悩み、本人も集団に馴染めず、困難を抱えることになります。まだ発達障害という病名が馴染みがありますが、障害を持たず生活されている方もいるので、現在では神経発達症という病名になりました。
 

発達障害の分類


自閉スペクトラム症、注意欠如多動症(ADHD)、限局性学習症(学習障害)、知的発達症(知的能力障害)、チック症などが含まれます。
単独のこともありますが、重複して見られることが多いです。
 

原因

生まれ持った脳の特性によるものであり、親の育てかたや愛情不足によるものではありません。
 

症状

言葉の発達が遅い、こだわりが強い、偏食、睡眠障害、
かんしゃく、落ち着きのなさなど、年齢と環境によって症状は様々です。
 
⭐︎こだわり行動の例⭐︎
 
⭐︎感覚過敏について⭐︎

検査

発達検査、自閉症スクリーニング検査、知能検査(WISC-Ⅳ、K-ABCⅡ)などを組み合わせてお子さんの特性を明らかにします。
 

治療法

発達障害のお子さんでも環境が合えば大きな困難を抱えることなく、つまり障害なく生活することもできますが、環境によってはより障害が強くなったりします。

発達障害の特性があるお子さんでは、障害を少しでも減らす、親や本人の困難感を減らすために、
1-2歳の早期から特性に合わせた児童発達支援や保育士等訪問支援等の個別支援を受けることをお勧めします。

障害を緩和するために、投薬も行う場合もあります。

当院の場合は、できる限り早期診断し障害予防、自立のための早期支援につなげています。

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