水いぼ(伝染性軟属腫)
原因・治療・プール・処置の流れ
「肌に小さな白いできものが増えてきた」「かゆくてひっかいてしまう」
それは水いぼ(伝染性軟属腫)かもしれません。
当院では、麻酔シールを使った処置にも対応しています。

水いぼとは?
ウイルス(伝染性軟属腫ウイルス)による感染性のいぼ |
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子どもに多く、プールや皮膚接触でうつることがあります |
表面はつるっとしており、中央がへこんだ小さな白いできものが特徴 |
いつ治療が必要?
少数であれば自然に治ることも多い(半年〜1年以内に免疫で治癒) |
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かゆくてひっかく・増えてきた・広がってきた場合は処置を検討 |
アトピー性皮膚炎がある子は広がりやすく重症化しやすいため注意 |
当院での処置について
専用のピンセットでつまんで除去(専用の処置器具を使用) |
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麻酔シール(麻酔クリーム)を事前に貼付して、できるだけ痛みを軽減 |
広範囲の場合や痛みに敏感なお子さんには複数回に分けて対応 |
プールはいつからOK?
水いぼがあるだけでは登園・登校・プールを制限する必要はありません |
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ただし、園や学校によって対応が異なることがあるため事前に確認を |
家庭でのケア
かゆみ対策(保湿・抗ヒスタミン薬など)で引っかきを予防 |
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感染予防のため、タオルや肌着の共用を避ける |
無理につぶしたり、こすったりしないよう注意 |
【この記事の監修・執筆】
アイキッズクリニック
院長 会津 研二(小児科専門医)
新生児・発達・思春期の診療に長年携わり、
多くのお子さんの成長と自立を見守ってきました。
ご家庭や集団生活でも穏やかに過ごせるよう、
アドバイスや治療をご提案しています。
お気軽にご相談ください。