青あざ(太田母斑・異所性蒙古斑)
Cuteraピコレーザーでの治療

青あざは成長とともに濃く目立ち、思春期には自己イメージや対人関係に影響することがあります。
当院では高出力ピコ秒レーザー「Cutera enlighten」を導入し、短いパルス幅による色素破砕で肌を守りながら改善をめざしています。

青あざとは?

 
太田母斑(顔面片側に灰青〜青紫色の色素沈着)や異所性蒙古斑(臀部以外に残る青あざ)は、真皮にメラニンを含む色素細胞が存在する先天性のあざです。
自然消退しにくく、学齢期以降はメイクで隠す負担が増えるケースもあります。

 Cuteraピコレーザー(enlighten)の特徴

 

1064nm 、532nmの二波長切替で深層・表層の色素に対応
ピコ秒(1兆分の1秒)の超短パルス → 熱ダメージ最小・瘢痕リスク低減
肌質改善モード併用で毛穴・質感も同時ケア

治療スケジュールと回数

 

乳幼児〜小学生:4〜6週間間隔で5〜10回
思春期以降:8週間間隔で6〜12回、深い色素は複数回の照射が必要ですが、毎回の写真比較で効果を確認しながら進めます。

治療にかかる費用

 

太田母斑・異所性蒙古斑は健康保険が適用されます。
3割負担の方:自己負担目安 1回あたり2,000〜6,000円前後(照射範囲により変動)
こども医療費助成が使える自治体では、自己負担がさらに軽減される場合があります。
※ 保険適用外(自費)となるケース:タトゥー除去・美容目的のみの色素改善など

安全性とアフターケア

 

治療直後は赤み・腫れが出ることがありますが24〜48時間で落ち着きます。
シャワーは当日可・入浴は翌日から。紫外線を避け、日焼け止めを使用。
ケア方法はお子さんの年齢に合わせ「自分でできるポイント」を一緒に考えます

受診の目安

 

顔や腕など露出部の青あざが学童期になっても残る
保護者が「卒入学式までに薄くしたい」など時期的希望がある
思春期のお子さんが人目を気にして消極的になっている

まとめ
当院からのメッセージ

 
青あざは放置しても健康に影響しませんが、心の負担につながることがあります。
ピコレーザーなら肌を守りながら短期間で色素を砕き、自分らしさを取り戻すお手伝いができます。
青あざにお悩みの方は、まずはLINEでお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

 
Q1. 痛みは強いですか?
A.輪ゴムで弾かれた程度の痛みです。
麻酔クリームを併用します。
 
Q2. どのくらい薄くなりますか?
A.色調・深さによりますが、平均して70〜90%の色素減少を目指せます。完全消失が難しいケースも事前に説明します。
 
Q3. 保険は使えますか?
A.はい。太田母斑・異所性蒙古斑は保険適用となります。
自己負担額は保険証の負担割合や自治体の助成制度によって変わりますので、初診時に詳しくご案内します。
 
 
 

 

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当院では、思春期外来・発達外来も行っています。
心理面のご不安にも、臨床心理士と連携しながら対応しています。
お気軽にご相談ください。
 
 

【この記事の監修・執筆】
 
アイキッズクリニック
     院長 会津 研二(小児科専門医)
 
新生児・発達・思春期の診療に長年携わり、
多くのお子さんの成長と自立を見守ってきました。
ご家庭や集団生活でも穏やかに過ごせるよう、
アドバイスや治療をご提案しています。
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