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子どもの脱毛症
円形・抜毛癖・真菌性・休止期の見分け方

「頭に丸いハゲがある」「抜け毛が増えてきた」「ストレス?感染?」
子どもの脱毛症にはさまざまな原因があり、適切な見極めと対応が必要です。
この記事では、主な脱毛症の種類と見分け方を表にまとめてご紹介します。

脱毛症の種類と特徴早見表

 

円形脱毛症

主な特徴:突然、つるっと円形に脱毛。かゆみ・痛みなし
見た目:境界がくっきり。丸く1〜数か所
原因:自己免疫・ストレス
対処の目安:当院ではエキシマライト治療を中心に対応

抜毛症(抜毛癖)

主な特徴:自分で無意識に髪を引き抜く(強迫的な習慣)
見た目:バラバラ・不規則な形。毛が途中で切れている
原因:ストレス・不安・心因性
対処の目安:思春期・発達外来初診へご相談ください

真菌性脱毛(頭部白癬)

主な特徴:かゆみ・フケ・赤み・かさぶた
見た目:じくじくや鱗屑あり。衛生環境の影響も
原因:カビ(皮膚糸状菌)感染
対処の目安:抗真菌薬の内服・外用治療が必要

休止期脱毛

主な特徴:全体的に毛が抜ける。特定の脱毛斑なし
見た目:毛量が全体的に減る。円形ではない
原因:発熱・手術・出産・ストレス後など
対処の目安:自然回復を待つ。必要に応じて採血など

受診の目安

 

急に脱毛斑ができた/地肌がはっきり見える
本人が気にしている・不安を訴える
抜け毛が広がっている・改善しない
赤み・かさぶた・かゆみなどの症状を伴う

当院での対応

 

皮膚の診察+背景にある心身の状態も確認
円形脱毛症にはエキシマライト治療を導入
抜毛症は強迫的な習慣・精神的背景が関与するため、思春期・発達外来にて対応します
必要に応じて皮膚科・心理士と連携

 
お子さんの脱毛や頭皮の変化が気になるときは、お気軽にご相談ください。
 
 

 

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当院では、思春期外来・発達外来も行っています。
心理面のご不安にも、臨床心理士と連携しながら対応しています。
お気軽にご相談ください。
 
 

【この記事の監修・執筆】
 
アイキッズクリニック
     院長 会津 研二(小児科専門医)
 
新生児・発達・思春期の診療に長年携わり、
多くのお子さんの成長と自立を見守ってきました。
ご家庭や集団生活でも穏やかに過ごせるよう、
アドバイスや治療をご提案しています。
お気軽にご相談ください。