二種混合ワクチン(DT)
二種混合ワクチン(DTワクチン)は、ジフテリアと破傷風の感染を予防するための定期予防接種です。
小学6年生の時期(11歳〜13歳未満)に1回接種することが法律で定められています。
二種混合ワクチンで予防できる病気
ジフテリア
ジフテリア菌による感染症で、咽頭(のど)に偽膜を形成し、呼吸困難や心筋障害を引き起こすことがある危険な病気です。
破傷風
破傷風菌が傷口から体内に入り、全身のけいれんや呼吸困難を引き起こす感染症です。
死亡率が高く、ワクチンによる予防が非常に重要です。
接種時期と回数
対象年齢:11歳以上13歳未満(通常小学6年生の間に接種) |
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接種回数:1回 |
※学校や自治体からの接種券が配布されますので、忘れずに接種しましょう。
百日咳について
二種混合ワクチン(DT)には百日咳成分は含まれていません。
百日咳の免疫は幼少期の四種混合接種後、5年程度で低下するとされており、小学生以降では百日咳にかかるリスクが再び高まります。
当院では、三種混合ワクチン(DPT)追加接種も自費にてご案内しています。
ご希望のかたはお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 二種混合は必ず受けないといけないのですか?
A. 定期接種であり、法律で努力義務が定められています。必ず接種しましょう。
Q. 接種後に注意することは?
A. 激しい運動は当日控え、体調の変化に注意してください。通常は翌日から通常生活可能です。
アイキッズクリニックからのメッセージ
大人になってからも守られる免疫をつけるため、11歳〜13歳の間に二種混合ワクチンをしっかり接種しましょう。
スケジュール調整や、百日咳予防のための三種混合追加接種についても、お気軽にLINEからご相談ください。
【この記事の監修・執筆】
アイキッズクリニック
院長 会津 研二(小児科専門医)
新生児・発達・思春期の診療に長年携わり、
多くのお子さんの成長と自立を見守ってきました。
ご家庭や集団生活でも穏やかに過ごせるよう、
アドバイスや治療をご提案しています。