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溶連菌感染症Q&A
再感染・家族感染・合併症について

「溶連菌って何度もかかるの?」「兄弟にうつる?」「腎炎になるのが心配…」
そんな不安にお応えするために、この記事では、再感染・家庭内感染・合併症<について、Q&A形式でわかりやすく解説します。

Q. 溶連菌は再感染しますか?
A. はい、溶連菌は型が複数あるため、いったん治っても別の型にまた感染することがあります。
抗生剤をきちんと飲み切っても、再びかかることは珍しくありません。
 
Q. 家族にうつることはありますか?
A. はい、兄弟・親・祖父母などにもうつることがあります。
タオルや食器の共用を避け、手洗い・うがいを徹底しましょう。
家族内にのどの痛みや発熱がある人がいれば検査対象になります。
 
Q. 感染後に合併症が心配です…
A. 溶連菌はまれに合併症(リウマチ熱、急性腎炎)を起こすことがあります。
ただし、抗生剤を10日間きちんと飲み切ることで大幅にリスクを減らせます。
 
Q. 合併症はいつ頃に出ますか?
A. リウマチ熱は発症後2~3週間後、腎炎は7~14日後に出現することがあります。
発熱・関節痛・血尿・むくみなどが出た場合は、早めに受診してください。
 
Q. 予防接種と同時期でも大丈夫ですか?
A. 溶連菌の急性期(高熱・咽頭痛・全身症状が強いとき)は予防接種は延期し、治癒確認後であれば再開できます。
詳しくはご相談ください。

当院の診療方針

 

症状とCRPをみてまず末梢血検査を実施
必要に応じてのどの迅速検査を追加
抗生剤は10日分しっかり処方し、フォローアップも実施

 
繰り返すのどの痛みや家族感染が心配なときは、早めにご相談ください。
 
 
溶連菌による紅斑・猩紅熱のページを見る
 
 

 

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当院では、思春期外来・発達外来も行っています。
心理面のご不安にも、臨床心理士と連携しながら対応しています。
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【この記事の監修・執筆】
 
アイキッズクリニック
     院長 会津 研二(小児科専門医)
 
新生児・発達・思春期の診療に長年携わり、
多くのお子さんの成長と自立を見守ってきました。
ご家庭や集団生活でも穏やかに過ごせるよう、
アドバイスや治療をご提案しています。
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