おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
ワクチン
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)とは
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、耳の下が腫れるだけの病気と思われがちですが、難聴や髄膜炎など重い合併症を引き起こすことがある感染症です。
おたふくかぜの合併症について
おたふくかぜウイルスによって、以下のような重い合併症が起こることがあります。
難聴(数百人に1人) |
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髄膜炎 |
精巣炎・卵巣炎 |
※特に難聴は回復が難しく、生涯にわたる影響を残す可能性があるため、ワクチンでの予防が重要です。
接種スケジュール
1回目:1歳の誕生日を迎えたらできるだけ早く接種(任意接種) |
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2回目(追加):3〜5歳ごろに再接種推奨 |
※2回接種することでより確実な免疫を獲得することができます。
よくある質問
Q. おたふくかぜワクチンは任意接種と聞きましたが、受けた方がいいですか?
A. はい。任意接種ですが、難聴などの合併症リスクを防ぐため、積極的な接種が推奨されています。
Q. 1回で十分ではないですか?
A. 1回では免疫が不十分な場合があり、2回接種することでより確実な予防ができます。
アイキッズクリニックからのメッセージ
おたふくかぜによる難聴など、後遺症を残さないためにも、予防接種でしっかり備えておくことが大切です。
「本当に打った方がいいの?」「他のワクチンと一緒に大丈夫?」など、不安なことはどんな小さなことでもLINEからご相談ください。
【この記事の監修・執筆】
アイキッズクリニック
院長 会津 研二(小児科専門医)
新生児・発達・思春期の診療に長年携わり、
多くのお子さんの成長と自立を見守ってきました。
ご家庭や集団生活でも穏やかに過ごせるよう、
アドバイスや治療をご提案しています。