小児肺炎球菌ワクチン
小児肺炎球菌は、赤ちゃんや小さなお子さんに重症肺炎・髄膜炎・敗血症を引き起こすことがある細菌です。
特に生後間もない赤ちゃんでは、重症化リスクが高いため、生後2か月からの接種が強く推奨されています。
小児肺炎球菌とは
小児肺炎球菌は、次のような重症感染症を引き起こすことがあります。
重症肺炎 |
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細菌性髄膜炎 |
敗血症 |
これらの病気は命にかかわるリスクもあり、早期のワクチン接種が重要です。
接種スケジュール
標準的なスケジュールは次の通りです。
初回接種:生後2か月から3回(4週ごとに接種) |
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追加接種:初回終了からおおむね1年後に1回 |
※生後2か月になったら、ほかのワクチン(ロタウイルス、五種混合、B型肝炎など)と合わせて接種をスタートします。
よくある質問
Q. なぜこんなに早い時期に接種するのですか?
A. 赤ちゃんは免疫力が弱く、重症感染症を発症しやすいため、生後2か月からの早期接種が推奨されています。
Q. 他のワクチンと同時接種しても大丈夫ですか?
A. 問題ありません。世界中で同時接種の安全性が確認されています。
アイキッズクリニックからのメッセージ
小児肺炎球菌による重症感染症は、ワクチン接種によって予防できる病気です。
当院では、赤ちゃんの成長と健康を第一に考え、わかりやすくご案内しています。
「まずは相談だけ」という方も、どうぞ安心してLINEからご連絡ください。
【この記事の監修・執筆】
アイキッズクリニック
院長 会津 研二(小児科専門医)
新生児・発達・思春期の診療に長年携わり、
多くのお子さんの成長と自立を見守ってきました。
ご家庭や集団生活でも穏やかに過ごせるよう、
アドバイスや治療をご提案しています。