B型肝炎ワクチン
B型肝炎ウイルス(HBV)は、母子感染や将来の肝臓がん・肝硬変の原因となるウイルスです。
赤ちゃんのうちにワクチンを接種しておくことで、一生涯にわたる感染リスクを大きく減らすことができます。
B型肝炎とは
B型肝炎ウイルスに感染すると、次のようなリスクがあります。
急性肝炎による高熱・嘔吐・黄疸 |
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慢性肝炎から将来の肝硬変や肝臓がんへ進行 |
母子感染による生涯キャリア化 |
ワクチンによる予防が非常に効果的です。
接種スケジュール
通常、以下のスケジュールで接種します。
1回目:生後2か月 |
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2回目:1回目から4週間後 |
3回目:1回目から20〜24週間後 |
※生後2か月からの予防接種とあわせてスタートすることをおすすめしています。
よくある質問
Q. 母子感染予防だけでいいのでは?
A. 近年は接種対象が全乳児に拡大されました。将来の感染リスクを防ぐためにも、すべての赤ちゃんに推奨されています。
Q. 兄弟と一緒に接種できますか?
A. 可能です。年齢に応じたスケジュールをご案内しますので、お気軽にご相談ください。
アイキッズクリニックからのメッセージ
大切なお子さんの将来を守るため、赤ちゃんのうちからの予防がとても重要です。
当院では、初めての予防接種に不安があるご家庭にも、わかりやすく丁寧にサポートしています。
「まずは相談だけ」という方も、どうぞ安心してLINEからご連絡ください。
【この記事の監修・執筆】
アイキッズクリニック
院長 会津 研二(小児科専門医)
新生児・発達・思春期の診療に長年携わり、
多くのお子さんの成長と自立を見守ってきました。
ご家庭や集団生活でも穏やかに過ごせるよう、
アドバイスや治療をご提案しています。